高齢者のターミナルケアの現状と課題

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    高齢者のターミナルケアの現状と課題
    はじめに

    日本の人口構造は急速に高齢化しており、65歳以上の人口割合は1985(昭和60)年には10.3%であったものが、2005(平成17)年には20.2%と20%を超え、2011年には23.3%となった。2030年には31.6%(3人に1人)に増加し、2060年には39.9%になると予測されている。急速な高齢化の進展に加え、高齢者の単身世帯や高齢者のみの世帯が急増している。このような高齢者人口の急増に伴い、要介護高齢者数も増加されることが予測されており、介護の問題と共に看取りの問題は今後重要な課題となる。

    医療の進歩により新しい治療法が生み出され、以前なら終末期とみなされた状態でも効果的な治療によって寛解期がもたらされるとともに入院しなくても複雑な疾病管理ができるようになった。また、長期入院が必要であった処置も早期退院が可能になり、かつては入院していた手術でも、日帰り手術へと変化したものもある。一般病床患者の平均在院に数は1985年では36.5日であったが、2010年には18.2日と短くなっている。

    2005年の介護保険法改正により、サービ...

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