教育原論1【Z1102】試験対策

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    資料紹介

    佛教大学 教育原論1【Z1102】の
    2017年度科目最終試験対策6題です。
    各問800字前後で記述しており、
    自分なりにキーワードを覚えて試験に臨めば
    合格できると思います。
    なお私が受けたときは1が出題されました。

    1. コメニウスの教授学や一斉授業について述べ、現在の学校教育における意義を考察せよ。
    2. ルソーの教育の特徴(消極教育や自然主義など)について述べ、その意義や問題点を考察せよ。
    3. ポール・ラングランの生涯教育論の意義と、それ以降の生涯教育の歴史的変遷(ハッチンズ、フォール報告など)を述べよ。
    4. 公教育成立の歴史的変遷について述べ、現在における学校教育の課題を考察せよ。
    5. ハヴィガーストの発達課題について述べよ。
    6. ソクラテス的対話(産婆術)について述べ、ソクラテスの教育的意義について考察せよ。

    <参考文献>
    教育学の基礎 田中圭治郎編著 2005年 佛教大学

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    コメニウスの教授学や一斉授業について述べ、現在の学校教育における意義を考察せよ。

    答案

     17世紀に生きたコメニウスは、貧富や性別の差なくすべての子供が学校に通うことの必要性を説いた。そのためにもすべての人が学習可能な「教授学」の確立を訴えた。これは人間には発達の段階や順序がありそれに応じた受容量があるため、一歩一歩段階的に教えられるための体系的なカリキュラムが必要だという主張だ。これには計画的な「教材」も必要不可欠である。教師や生徒個々人の主観や趣向により、教育の内容が異なっていては平等で充実した教育は達成されないため、基準となる教材が必要なのだ。さらにこの教授学においては「直観」も重視されていた。それは教室では絵や図表などを利用し、子どもの五感に訴える教育をしたほうが記憶の定着につながるということである。すべての知識の導入はまず直観的感覚であり、その後想像作用を経過し記憶の領域へと辿り着くのだ。

     また彼は効率よく教育を行うために「一斉授業」することを勧めた。一段高い教壇から生徒全員を見渡すことができるうえ、教師は生徒から注目を浴びて彼らの感覚に訴えるように教えなければならな...

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