憲法分冊1 日大レポート

閲覧数2,936
ダウンロード数13
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    平成29、30年度 日大 憲法の分冊1の合格レポートです。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    憲法 分冊1

    表現の自由の優越的地位について論ぜよ。
    表現の自由が優越的地位を占めるといわれる理由を論理的に説明すること。
    【参考文献】

    『日本国憲法』 名雪健二

    『憲法学教室』 浦部法穂

     

    表現の自由とは、思想・情報を発表し伝達する自由をいう。内心における思想や信仰は、外部に表明され、他者に伝達されてこそ社会的効用を発揮するという意味で、表現の自由はとりわけ重要である。表現の自由を支える価値は、①個人が言論活動を通じて自己の人格を発展させるという、個人的な価値(自己実現の価値)と、②言論活動によって国民が政治的意思決定に関与するという、民主政に資する社会的な価値(自己統治の価値)の2つがある。表現の自由は、この2つの価値の不可欠性ゆえに、表現の自由を規制する法律の合憲性は、厳格な基準によって審査されなければならない。

     表現の自由の優越的地位を前提にした違憲審査基準としては、比較衡量論、二重の基準論、事前抑制の禁止の原則、明白かつ現在の危険の原則、明確性の原則、LRAの基準などがある。以下で各違憲審査基準について論じる。

     (1)比較衡量論

     比較衡量論とは、人権...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。