平成29・30年度 日大通信 貿易論 分冊2 合格レポート

閲覧数2,875
ダウンロード数30
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員990円 | 非会員1,188円

    資料紹介

    平成29・30年度報告課題のレポートになります。
    参考文献:日本大学通信教育部指定テキスト S30400 貿易論 松原聖・飯野文 著 2016年6月 初版8刷、WTO・FTA法入門 小林友彦・飯野文・小寺智史・福永有夏 著 2016年2月 初版

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    Page 10

    Page 10

     地域経済統合と自由貿易について

     1.はじめに

     今日における世界経済の発展は、戦後の自由経済を目指してきた国際貿易体制の賜であるといえる。終戦直前のブレトンウッズ体制の成立に始まり、終戦後の19 48年に23カ国で締結された、関税及び貿易に関する一般協定(以下、GA TT)、19 95年の世界貿易機関(以下、WTO)発足である。WTOは20 17年6月現在ではほぼ世界中となる164の加盟国で構成されて、世界貿易に占める割合も95%以上になっている。

     GA TT・WTO体制の下では、ラウンドと呼ばれる多角的貿易交渉が何度か行われ、加盟国間の関税や他の貿易障壁の削減・撤廃が進められ、それによって貿易の自由化が推進されてきた。また、各国間個別に自由貿易協定(FTA)

    や経済連携協定(EPA)を結ぶことでも貿易の自由化が行われてきた。

     本リポートでは、WTO・FTA・EPAの概要と基本原則、及びこれらの関係性などを整理・考察する。

     2.WTOの役割

     国際機関であるWTOは、その設立を規定するマラケシュ協定の前文において目的を次のよう...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。