人文地理学、佛教大学、試験対策、2016、6題

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    資料紹介

    人文地理学の試験対策です。
    2016年に試験を受け、一発合格しました。
    大切な部分には下線とマーカーをしてあります。
    去年受けたばかりなので、最新版だと思います。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ①都市の発達について「社会的分業」という言葉を用いながら説明しなさい。

     社会的分業とは、社会の労働が農・工・商・サービス業などに専門分化し、相互に協働することを指す。一般に農業から工業と商業が分離することで、都市と農村が分離する。

     産業革命以降、世界の人口は急激に増加し、20世紀に入ると、国内・国際的な人口移動によって都市に人口が集中した結果、多くの新たな都市が誕生し、また都市の規模も飛躍的な拡大を遂げた。

     市の存在に着目してみると、市は元々、定住の場ではなく、必要な者を相互交換する場所であった。その中から次第に人々が定住し、生産と消費が営まれる場が生まれた。それは、自然的条件によって交通・運輸手段が変化する場や、荷物の積み下ろしが必要となるような「結節点」が都市へと発達する要因を持っている。しかし、交通手段の変化に伴う交通路の変遷や周囲の状況の変化によって絶えず変動するため、相対的なものである。また、人、もの、貨幣、情報などが集中する結節点も大きな要因となる。

     このような都市の発達は、周囲の自然や空間にも大きな影響を及ぼしてきた。一般的には都市の農村で社会的分業が進み...

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