近大通信【日本法制史】

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    資料紹介

    本レポートは、「近大通信」の使用期間「平成27年4月1日~平成29年3月31日」のレポート設題集に基づき提出し合格したものです。レポートの内容は、私に著作権がありますので、皆さんがレポートを作成される際の参考資料として下さい。また、添削される先生方も、他人のレポートの剽窃・盗用を許さないと考えますので、ご注意願います。(2015年10月)
    【日本法制史の設題】
    設題 以下の設題から一つ選択して論述せよ。
    4「家」制度とは何か。その成立と現代社会への影響について述べなさい。

    【補足説明】
     本科目の設題は、5設題から1設題を選択して論述する形式です。
     本レポートは、4番の「家制度」を選択し作成したものです。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.はじめに

     私は、明治民法下における「家」制度は、それを根底で支える「戸籍」制度と合わせて論じる必要があると考えている。したがって、本レポートは、①明治民法で採用されていた「家」制度の内容と「戸籍」制度についての概説、②第二次世界大戦後に民法が改正された要因と経緯についての概説、の2点についてまとめ、さらに「家」制度の側面が色濃く残る、③現行「戸籍」制度の問題について論述し、設問に答えたい。
    2.「家」制度の問題点と改正の経緯及び「戸籍」制度について

    ①明治民法で採用されていた「家」制度の内容と「戸籍」制度について

     明治民法は、「家」制度を定め、「戸主」の制度を設けた。戸主が家族の統括者という地位を占めるものとし、それに呼応して、相続法上、家督相続制度をおき、家産が戸主から長男子へと承継される仕組みをとった。さらに、「家」の機関としては、「親族会」を設けるなど、「家父長制的家族法」として制定されたのである。また、「家」制度のもとでは、婚姻後の妻は「無能力者」とされ、妻の財産は夫が管理する、典型的な「男尊女卑」制度が貫徹されている。その他の特徴として、戸主の地位は長男が単独承...

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