心理学実験中級:ミュラー・リヤーの錯視について

閲覧数6,221
ダウンロード数40
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    ミュラー・リヤーの錯視についての実験レポート
    【評価 A】

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    心理学基礎実験(中級)

    レポート
    ― ミュラー・リヤーの錯視 ―
    学籍番号: 

      氏名: 
    ミュラー・リヤーの錯視
    目的

     私たちが知覚している世界は、実際の世界と異なって見えている。このことを端的に表している現象の一つが錯覚である。これは人間の感覚器官のひとつである目を通して脳が、対象物に対して誤った知覚を得てしまうことが影響している。錯覚とは外界の物事をその客観的な性質に相応しないで知覚することをいう(今井、1984)。また錯視とは視覚に生じる錯覚のことで、対象の大きさや形、色や明るさ等の関係が客観的な関係とは著しく違い、一致しないことが問題となる。しかし、錯覚は病的な異常や心理的変動によって影響されない、通常生じる知覚現象である。近年、錯視を用いた「だまし絵」や「さかさ絵」などのアート作品も有名である。

    多くの錯視の中で、有名なものにミュラー・リヤーの錯視がある(図1)。ミュラー・リヤーの錯視とは、羽根に挟まれた直線(主線)が、客観的には等しいのにもかかわらず、内向図形(左側)では過小視、外向図形(右側)では過大視される錯視である。過去の研究では、矢羽根の角度が大きくな...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。