呼吸不全の病態生理

閲覧数1,180
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    呼吸不全の病態生理
    呼吸不全:室内空気吸入時の動脈血酸素分圧(PaO2)が60mmHg以下になった状態
    呼吸不全が続くと、脳・心臓などの重要臓器の組織中酸素濃度が低下して生命の維持に危険をきたすので、速やかな治療が必要である。
    肺胞低換気とガス交換障害
    低酸素血症をきたす病態には以下の2つがある。
    肺胞低換気:肺胞内に十分酸素が入っていない場合
    ガス交換障害:肺胞内には酸素が十分入っているにも関わらず肺毛細血管に酸素が送られていない場合
    →動脈血二酸化炭素分圧(Paco2)が上昇している…肺胞低換気
     肺胞動脈血酸素分圧較差(AaDo2)が開大している…ガス交換障害
    肺胞低換気
    肺胞低換気は分時換気量の低下あるいは死腔換気量の増加によって起こるが,とくに前者の場合には換気量を増やすだけで低酸素血症は改善する。例えば呼吸筋力低下などにより低酸素血症をきたしているときには人工呼吸器を使って換気量を増やすだけでよく、逆に不用意に酸素投与を行うとCO2ナルコーシスを起こす恐れがある。
    ガス交換障害
    ガス交換障害がある場合には、どれだけ換気量を増やしても肺胞内の酸素分圧は大気中の酸素分圧(150...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。