佛教大学 R0707外国史

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    添削担当者の評価を以下に示します。
    【設題の把握】 十分
    【テキストの理解】 十分
    【評価】A
    添削者からの訂正が無く、合格でした。

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    佛教大学外国史R0707

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    Ⅱ 五四運動の概観とその歴史的意義
     五四運動とは、1919年の5月4日、当時の中華民国の北京の天安門広場において発生した、反ヴェルサイユ条約を掲げる学生デモを発端とする、反日・反帝国主義の運動を指す。この運動は当初は北京の学生によって開始されたものであったが、次第に地域世代間の広がりを生じ、最終的には、中国政府のヴェルサイユ条約への調印拒否という結果をもたらす。学生デモを発端とした民衆運動が政府の方針転換を引き起こしたという点で、特に中国史上稀な出来事であり、その意義は多大なものがある。以下では、まず五四運動を、それを引き起こした背景と共に概観する。その後その運動がもつ歴史的意義について考察することとする。
    五四運動概観
    1919年、第一次世界大戦を終結すべく開催されていたパリ講和会議の推移を、中国人は期待と不安を伴って注目していた。というのも、第一次世界大戦でドイツが敗戦したことにより、ドイツが中国にもっていた山東省の権益が中国に返還される可能性があったからである。同時に、欧米列強の注目がヨーロッパ大陸に向いている最中、1915年に大隈重信内閣が中国につきつけた対華二十一か条の要求...

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