明星大学 PD2050 国文学 課題1

閲覧数1,814
ダウンロード数6
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    選択作品『竹取物語』 - 合格済レポート例
    課題1
    「学習要点事項1,2,3,7の中から一作品を選んで現代語訳し、その感想を述べてください。その際、当該作品の全体像や文学史的背景を簡潔に説明すること。」
    ・現代語訳、感想、作品の全体像・文学史的背景を分かりやすくまとめております。

    参考文献:岩間輝生・木村博・鈴木日出男ほか編『精選 国語総合 [改訂版]古典編』(筑摩書房)2012
           乾安代・櫻井武次郎・新間一美・西嶋孜哉・毛利正守『日本古典文学史』(双文社出版)1987

    タグ

    明星大学国文学PD2050

    代表キーワード

    明星大学PD2050国文学

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    選択作品『竹取物語』(かぐや姫の誕生)

    <現代語訳>

     今となっては昔のことだが、竹取の翁とい

    者がいた。野山に入って竹を取りながら、様々なことに使っていたそうだ。名前をさぬきの造と言った。その竹の中に、根本が光っている竹が一本あった。不思議に思って、近寄って見ると、筒の中が光っていた。それを見ると、三寸ほどの人が、とてもかわいらしい様子で座っていた。翁が言うには、「わしは毎朝毎夕に見る竹の中にいらっしゃるので分かった。我が子におなりになるはずの人だと思われる。」と言って、手にさっと入れて、家に持って来た。妻の嫗に預けて育てさせた。かわいらしいこと、この上なかった。とても幼く小さいので、かごの中に入れて育てた。

     竹取の翁は変わらず竹を取っていたが、この子を見つけてから後に竹を取ると、節を隔てて、竹の節と節の間ごとに、黄金の入っている竹を見つけることが重なった。こうして、

    翁は、だんだんと豊かになっていく。

     この子どもは、育てていくうちに、すくすくと大きくなっていく。三か月ほど過ぎた頃に、一人前の大きさの人になったので、髪上げの儀式など、あれこれ手配して髪上げをさせ、裳を...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。