日大 通信 国際政治学 分冊1 合格レポート

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    問1 国際社会論は、社会科学の1つである。科学である以上、客観的に見るために、偏見を取り除く努力と社会や文化に優劣をつけずに比較すること(文化相対性主義)が重要となる。

     科学には仮説が必要であり、国際社会論を「科学」するためにも当然仮説が必要となる。基本的な仮説は3つある。1つ目は、現在の国際システムがウエストファリア体制の延長線上にあるというものである。カトリックとプロテスタントが争った30年戦争の後に新しい国際秩序がウエストファリア講和会議で決定された。この会議では、主権国家の概念、国際法の原則、勢力均衡の原理などが定義づけられた。この体制は、「近代国際社会の原型」とも言われている。2つ目は、近代500年間は覇権国家の交代劇だった、というものである。覇権国家とは、他国より圧倒的に強い軍事力、政治力、経済力などを有し、世界秩序構築に影響を及ぼそうとする大国のことである。覇権国家と挑戦国は幾度となく戦ってきたが、勝利国が次代のリーダー国となるとは限らず、覇権国家は新しく登場している。覇権国家による国際システムは、他国を収奪する帝国主義であるという説と覇権国家が存在することで国際シス...

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