初等音楽科教育法 1

閲覧数1,341
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    初等音楽科教育法 1
    1 「歌唱共通教材」とはどのようなものか。①定義、②指導計画に組み込むときの注意点、以上2点についてまとめていきたい

     ① 定義

     学習指導要領に「歌唱共通教材」として、各学年に4曲提示されている。「歌唱共通教材」に提示された曲は、学習指導要領において曲名が提示されているので、教科書会社はこれらの曲を掲載しなければいけない、つまり音楽科の教科書として、文部科学省の検定に合格することは出来ない。

     「歌唱共通教材」の歴史は、昭和33年の学習指導要領改訂にまで遡る。当時は「共通教材」として、「歌唱共通教材」と「鑑賞共通教材」に分かれていた。しかし、平成10年学習指導要領改訂で、小学校で「鑑賞共通教材」が消え、「歌唱共通教材」だけが残った。中学校については、「歌唱」、「鑑賞」ともに教材の指定はなくなった。なお「歌唱共通教材」に指定される曲については、特に決まりはなく、選ばれる曲に賛否両論がある。また学習指導要領には、指定された理由は書かれていない。

     「歌唱共通教材」に指定される曲については、戦前からの旧文部省唱歌が中心で、音楽的に評価が高いものが選ばれる。また...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。