佛教大学 スクーリング精神保健福祉論1

閲覧数828
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    評価B

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    我が国の精神保健医療・福祉の現状と特徴について国際比較の視点から整理して下さい。
    日本の精神障碍者のサービスは国際的にみると異様である。その顕著な例として、精神病院の病床数である。精神病院の病床数を国際的に比較すると、諸外国は1960年以降、病床数はどんどん減っているが、日本は、1960年以降増え続け、いまや、35万床という、世界の五分の一を占めている。どこの国にも精神障碍者はいるが、各国がどう対応して、精神障碍者一人ひとりがどう生活しているかは、その国の文化や歴史によって様々である。しかし、ノーマライゼーションや、脱施設化が国内外でいわれる中、何故日本はこれほどまでに病床数が多いのか。
    歴史的にみたときに、日本は、1900年にできた精神病者監護法によって、精神障碍者を家族による私宅監置で、家族に監護することを義務付けた法律を定めていた。つまり、この時は精神障害を医療に結びつけず、他害しないよう家族の責任のもとで精神障碍者を監視することを行っていた。1960年代、世界はそれ以前に精神障害を医療に結び付け、精神病院数を確保し、その中で治療をおこなっていた。そこから、世界の流れは病床数を減...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。