佛教大学 M6109漢文学 科目最終試験⑥題

閲覧数4,501
ダウンロード数124
履歴確認
更新前ファイル(1件)

    • ページ数 : 7ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    ●最新版の科目最終試験問題の解答です。
    ●教科書に忠実に、600~800字程度でまとめています。
    ●私は現在、単位はすべて習得済みです。およそ80~100点をつけて頂いているので、完成度には自信があります。
    ●資料を丸暗記、もしくは自分の意見をプラスすれば高得点だと思います。
    ●レイアウトにも気を配り、見やすい資料に編集済み。ぜひ参考にしてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    科目最終試験 漢文学

    (1)日本人が中国の古典を漢文訓読で読む際に有利な点を指摘して説明せよ。
    日本人が中国古典を漢文訓読で読む利点とは、日本人にとって大変に便利な訳読法であること。また、漢文の持つ聴覚的な美しさを損なうことなく鑑賞できることであると考えられる。

    漢文訓読とは、訓点(句読点・返り点・送りかな)を使用する訳読法である。もともと漢文には省略が多く、必要最低限の文字だけで記される傾向が強い文体であった。そのため、省略されている箇所を訓点により補い、本来外国語である漢文を日本語化して理解できるようにした。これにより、どんなに難解な中国の古典でも、適切な訓点をほどこすことで読めるようになった。

    訓読法が成立する以前に中国古典を読もうとした場合、音読の知識が必要であり漢字一字一字の発音法から学習しなくてはならない。それは一から外国語を学習することになり、習得にかなり時間がかかる。一方、訓読法では漢文の漢字一つ一つに、日本語の音訓を当てていく方法をとるため、国語力があればなんとか読み進めることが可能なのだ。また、漢文訓読はすべての漢字に直訳を付ける直訳体であり、意訳のようなごま...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。