佛教大学 M6108日本漢文入門 科目最終試験⑥題

閲覧数2,577
ダウンロード数40
履歴確認
更新前ファイル(1件)

    • ページ数 : 7ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    ●最新版の科目最終試験問題の解答です。
    ●教科書に忠実に、600~800字程度でまとめています。
    ●私は現在、単位はすべて習得済みです。およそ80~100点をつけて頂いているので、完成度には自信があります。
    ●資料を丸暗記、もしくは自分の意見をプラスすれば高得点だと思います。
    ●レイアウトにも気を配り、見やすい資料に編集済み。ぜひ参考にしてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ①日本語の仮名の成り立ちについて説明せよ。
     仮名文字とは、表意文字である漢字をもとにして、日本人が独自に作り出した表音文字の事である。
     漢字が伝来するまで、日本語にはまだ文字がなかった。最初に文字で記録したのは、百済系の帰化人であり、倭国の地名や人名を、漢字に音訳して記した。その後、日本語の全てを漢字に音訳しようと試みる者が出てきたのである。
    万葉歌人である山上憶良はその先駆者とされる。彼は歌の中で、「銀(しろかね)」「金(くがね)」「玉(たま)」の三字を除き、全てが日本語の一音節を漢字一字に音訳した。これを「音かな」と言う。そして使用された漢字を見ていけば「宇」は後の平仮名「う」の字源であり、「利」は「り」、「波」は「は」というように、平仮名は漢字の草書体を音字に転用したものである。
    また、日本語の性質を考えると、日本人が漢文を翻訳するには、本来の表意文字としての漢字と漢字の間を繋ぐものが必要になる。そこで、用言の活用と助詞を書き込む際の文字として、「仮名文字」が用いられたのである。体言や用言の語幹は表意文字としての漢字をそのまま使い、読み方だけ倭語(訓読み)で読むほうが字数が少...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。