佛教大学 M6106 日本語学概論 課題1

閲覧数1,690
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    『最新版』 佛教大学通信教育課程の合格済みレポートです。
    ●図書館で資料を集めてから作成。参考文献も記載しています 
    ●文章構成やレイアウトにも気を配りました。
    ●設題の意図を正確に捉え簡潔にまとめています。ぜひ参考にしてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第一設題 「仮名づかい」について述べよ
    本論では、「定家仮名遣い」「契沖仮名遣い」「現代仮名遣い」について述べ、それぞれの問題点を考える事を目的とする。また、引用の取り決めとして、参考文献を引用したものは文末に(1)、もしくは(2)と表記し区別する事とする。
     1.仮名づかいの混乱

    「仮名遣い」とは「国語を仮名で書き表す場合、どんな仮名を用いるかについてのきまりである」(1)。平安時代、平仮名、片仮名が使われ始めたころは、仮名はその一字が日本語の一音節に対応していた。つまりアと発音して「あ」と書き、カと発音すれば「か」と書くというように。この状態では、仮名遣いの問題は起こらないが、平安時代中期以降、音韻が変化し、それまで区別のあった「い・え・お」と「ゐ・ゑ・を」の音が同音となる(1)。さらに語頭以外のハ行音「は・ひ・ふ・へ・ほ」がワ行音「わ・ゐ・う・ゑ・を」と同音となり、「ハ行転呼」(2) という現象が起こる。つまり、「i」の音を仮名表記する場合は、「い」を選択するべきか、「ゐ」を選択するべきか分からなくなったのである。一つの言葉に発音は一通りだが、表記は二通りという混乱である。

    ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。