カウンセリングの歴史と課題について述べ、これからのカウンセラーに必要な資質とは何か述べなさい

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    資料紹介

    1カウンセリングの歴史と課題
    カウンセリングという言葉が今日のような意味で使い始められたのは、1900年代の初めアメリカにおいてである。カウンセリングに影響を与えた動きは、大きく分けて三つある。それは職業指導運動・教育測定運動・精神衛生運動である。
    第一は職業指導運動である。職業というのは、自己実現の一つの形であるといえよう。すなわち自己実現とは、自分の中で適切で一番できる事をやっていこうとする事だが、そういう見地から職業を考えようとしたのが職業指導運動である。
    1908年に「職業指導の父」といわれているフランク・パースンズがボストンに職業局で「丸い釘は丸い穴に」というスローガンをかかげ、各種の職業を分析し、また就職しようとする人の分析を行い、適材適所という、より適切な就職指導をおこなった。その指導をカウンセリングと名付け、指導者をカウンセラーと呼んだ、これがカウンセリングの始まりである。
    第二は教育測定運動である。1914年にソーンダイクは「すべて存在するものは量的に存在する。量的に存在するものはそれを測定することができる。」という見解を発表した。この運動は第一次世界大戦の影響を受けて急速に発達した。

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    「カウンセリングの歴史と課題について述べ、これからのカウンセラーに必要な資質とは何か述べなさい。」
    1カウンセリングの歴史と課題
    カウンセリングという言葉が今日のような
    意味で使い始められたのは、1900年代の初めアメリカにおいてである。カウンセリングに影響を与えた動きは、大きく分けて三つある。それは職業指導運動・教育測定運動・精神衛生運動である。
    第一は職業指導運動である。職業というのは、自己実現の一つの形であるといえよう。すなわち自己実現とは、自分の中で適切で一番できる事をやっていこうとする事だが、そういう見地から職業を考えようとしたのが職業指導運動である。
    1908年に「職業指導の父」といわれているフランク・パースンズがボストンに職業局で「丸い釘は丸い穴に」というスローガンをかかげ、各種の職業を分析し、また就職しようとする人の分析を行い、適材適所という、より適切な就職指導をおこなった。その指導をカウンセリングと名付け、指導者をカウンセラーと呼んだ、これがカウンセリングの始まりである。
    第二は教育測定運動である。1914年にソーンダイクは「すべて存在するものは量的に存在する。量的に...

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