2013年中央大学通信レポート民法3第1課題B

閲覧数1,538
ダウンロード数9
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    評価B

    タグ

    中央大学通信

    代表キーワード

    中央大学

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    2013年 民法3 第1課題 B
    次の概念について、それぞれ300字程度で説明しなさい。
    (1)制限種類債権
    制限種類債権とは、種類債権(民法401条)の一つで、種類物を給付すべき範囲に一定
    の制限が設けられている債権をいう。例えば、A工場の溜池に保管されているタールのよ
    うに、その目的物が種類のみではなく、その所在場所等に制限が設けられているものであ
    る。債権者に引渡すべきタールはA工場の溜池に保管されているものでなければならない
    から、その範囲内の目的物がすべて滅失するなどして履行できない場合は履行不能に陥る。
    なお、種類債権の場合は、中等品質を給付しなければならないが、制限種類債権はその範
    囲を制限されているから、通常、品質は問題とならない。そのため、債権者が品質を理由
    として受領を拒絶すれば受領遅滞に陥ることになる(最判昭和30年10月18日民集第9巻11
    号1642頁)。
    (2)自然債務
    自然債務とは、債務者が任意に履行をしない場合に、債権者が判決による履行を訴求し
    えない債務である。自然債務には訴求力がなく、よって執行力もないが、給付保持力は存
    在するので、債務者が任意に履...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。