自爆テロについて

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    資料紹介

    最近ニュースで『自爆テロ』という言葉を頻繁に聞くが、あまりにも聞きすぎて、そもそも『自爆テロ』とは何なのか分からなくなってきた。そこで、“自爆テロ=自爆+テロリズム”と、分けて考え、それぞれに辞書を引いてみた。すると、「自爆=戦況不利の際、艦船・飛行機などを敵に委ねることを避けるため自ら爆砕すること」とあり、「テロリズム=政治目的のために、暴力あるいはその脅威に訴える傾向。また、その行為。暴力主義」とある。この意味で二つの言葉をくっつけても、現在用いている意味とは違うと思い、今度はWikipediaで『自爆テロ』という言葉を引いてみると、「犯人自身も死亡する事を前提とした殺人・破壊活動などのテロ犯罪」と出てきた。辞書的意味で二つの言葉をくっつけたものでは、「自分の命を犠牲にしてまで敵を殺す」という、現在私たちが意味する内容が表れないのは、辞書の言葉の定義がされた頃と今では、世界が大きく違っているからなのだろうと思った。辞書を現在に適応するとしたら、「?自己の身体の犠牲を伴いつつ、他所へ攻撃を行う自爆攻撃」という文を付け加えるのがよいのだろう。当時の人は、「敵に殺されるくらいならその前に自分から死ぬ」という切腹のようなことは考えられても、「敵を殺すために自分も死ぬ」ということは思いつかなかったのだろう。私たちは、昔の人が予想もできなかったような情勢の世界に住んでいるのだ。
    次に、どうして自爆テロをするのか。これは私がずっと理解できずにいたことなので、歴史的なことから調べて、考えてみた。すると“段階”というものがみつけられた。
    きっかけは、イスラエルの非人道的支配のようだが、調べてみると、パレスチナもすぐに自爆テロを始めたわけではないようだ。むしろ初めの頃は、それは一部の過激な人がすることで、パレスチナ人のほとんどは自爆テロ路線を拒絶していたという。

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    自爆テロについて
    最近ニュースで『自爆テロ』という言葉を頻繁に聞くが、あまりにも聞きすぎて、そもそも『自爆テロ』とは何なのか分からなくなってきた。そこで、“自爆テロ=自爆+テロリズム”と、分けて考え、それぞれに辞書を引いてみた。すると、「自爆=戦況不利の際、艦船・飛行機などを敵に委ねることを避けるため自ら爆砕すること」とあり、「テロリズム=政治目的のために、暴力あるいはその脅威に訴える傾向。また、その行為。暴力主義」とある。この意味で二つの言葉をくっつけても、現在用いている意味とは違うと思い、今度はWikipediaで『自爆テロ』という言葉を引いてみると、「犯人自身も死亡する事を前提とした殺人・破壊活動などのテロ犯罪」と出てきた。辞書的意味で二つの言葉をくっつけたものでは、「自分の命を犠牲にしてまで敵を殺す」という、現在私たちが意味する内容が表れないのは、辞書の言葉の定義がされた頃と今では、世界が大きく違っているからなのだろうと思った。辞書を現在に適応するとしたら、「②自己の身体の犠牲を伴いつつ、他所へ攻撃を行う自爆攻撃」という文を付け加えるのがよいのだろう。当時の人は、「敵に殺される...

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